なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか

 著者:渡瀬裕哉

 出版社:すばる舎

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選挙前になると、ニュースなどで「共和党=赤」「民主党=青」と州別に色づけされたアメリカ地図を目にしませんか?

こうして「わかりやすく」色分けすることで市民の分断を促し、本来持っている多様なアイデンティティを剥ぎ取っているのだと、本書は主張します。

成熟した民主主義国家における「アイデンティティの分断」をテーマにした一冊。安易に「ラベリング」することの危険性を指摘し、分断された世界が向かう先についても警鐘を鳴らしています。

グローバル資本主義VSアメリカ人

 著者:篠原匡

 出版社:日経BP

 要約を読む

大統領選挙のたびに争点となるのが「移民政策」。特にメキシコ国境から流れ込む膨大な数の不法移民は社会問題にもなっており、トランプ政権時代には「国境の壁」が建設されました。(後にバイデン政権が中止)

本書は、日経ビジネス副編集長が「国境の町」に自ら出向き、「アメリカのリアルな姿」に迫った渾身のルポ。そこに暮らす人たちの声を拾い、彼らの暮らしぶりを丹念にまとめ上げています。

大富豪や成功した起業家ばかりが注目されがちですが、それはほんの一面に過ぎません。アメリカという国を知るためには、もう一つの面も知る必要があると思わされる一冊です。

人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に安心な水にアクセスできる社会の実現へ
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『超一極集中社会アメリカの暴走』『大分断』
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