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北朝鮮兵派遣のニュースに見入る韓国の人たち(ソウル、10月21日) AP/AFLO

北朝鮮の派兵規模は焼け石に水ではないのか

ロシアはウクライナで、1日約1000人のペースで兵士を失っている。10月には過去最大の死者を出した日もあった。北朝鮮から1万人の将兵が加わったところで(しかもほとんどは実戦経験がない)、戦況に影響はあるのか。

もっともな疑問だが、命を落とすロシア兵の多くは徴集兵や受刑者であるのに対して、北朝鮮から派遣されるのは優秀な特殊部隊らしい。

韓国の国家情報院によると、北朝鮮のロシア派遣部隊が属する第11軍団は、18旅団計20万人から成る最精鋭部隊で、十分な食事と訓練を受け、体制への忠誠は揺るぎなく、特に潜入工作を得意とするという。最先端技術を駆使した戦闘やロシア語に戸惑うかもしれないが、それを克服できるのは、このエリート部隊をおいてほかにない。

「彼らは攻撃と防御の両面で大きな脅威となるだろう」と、韓国のある防衛専門家は匿名を条件に語った。

北朝鮮の援軍は戦況を変えるほどの働きができるのか

カギは彼らが投入される場所にある。ロシアは北朝鮮の援軍を、ロシア西部クルスク州に派遣するとみられている。ウクライナが初めてロシアに越境攻撃を仕掛けてきた地域で、北朝鮮部隊は、早ければ11月中にも最前線に送り込まれる可能性があるという。

クルスクの戦況は1万人の兵士でひっくり返せるかもしれない
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