現在イギリスの上院議員でもあるオニールは、2001年に書いた報告書「Building Better Global Economic BRICS(より良い世界経済を築くBRICS)」の中でBRICSという造語を使い、BRICSの「名付け親」と呼ばれてきた。この報告書の中でオニールは、2006年にBRICSを創設した新興経済国のブラジル、ロシア、インドと中国が2050年までに世界経済を支配するようになるだろうと予想した。

だがオニールは今では、BRICSが主に政治目的の組織へと変貌し、G7以外の国による西側諸国への対抗心を表す以上の意味をほとんど持たなくなっていると考えている。

新規加盟国のエジプト、エチオピア、イランとアラブ首長国連邦が参加している今年の首脳会議は、とりわけ政治的メッセージが強調されるものになるだろうとオニールは指摘。「プーチンが今年の首脳会議を、西側諸国が思うほどロシアが孤立してはいないことを世界にアピールする場として利用するのは間違いないだろう」と書いた。

オニールはまた、BRICS加盟の招待を受けて当初は前向きだったサウジアラビアが、今は気が進まない様子になっていることは、BRICSが依然として二流の組織である可能性が高いことを示唆しているとも指摘した。

「サウジアラビアは依然としてアメリカとの防衛・安全保障同盟を重視している」とオニールは書き、こう続けている。「今後サウジアラビアがイスラエルとの関係を正常化することがあれば、これらの結びつきはさらに強化されるだろう」

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