<日本とはかなり複雑な関係にありながら、今も経済や文化の面での結びつきが強い中国。在留邦人は10万人、在日中国人は80万人を超えている>
大阪・関西万博が4月に開幕、さまざまなイベントが繰り広げられ、連日話題に事欠かない。中でも最大の醍醐味は、万国博覧会という名前の通り、世界各国・地域の伝統や文化に触れられることだ。
このたび、異文化理解や世界の諸問題の解決に向けた活動を行う東京外国語大学のボランティアサークル「くらふと」のメンバーが中心となって執筆に当たった書籍『外国人のあたりまえ図鑑』が刊行される。同書から一部引用し、各国を、手軽にさくっと理解できるように紹介していく。
中華人民共和国People's Republic of China
広大な国土と悠久の歴史を持つ中国は、14億の人口を抱える世界第2位の経済大国です。14もの国と国境を接し、砂漠あり、草原あり、熱帯雨林ありと多様な自然に恵まれています。
政治面では、中国共産党によるリーダーシップのもと、目覚ましい発展を遂げてきました。ただ、最近は米国との対立激化など、国際社会での立ち位置が難しくなってきている面も否めません。
日本との関係は、かなり複雑です。遣隋使や遣唐使をはじめ、2000年以上に及ぶ文化交流の歴史がある一方、近現代の歴史認識の違いがときどき頭をもたげてきます。経済的な結び付きは強く、多くの企業が中国に進出し、貿易や投資を通じて密接な関係を築いています。在日中国人は4万人を超え、日本のアニメに魅せられた若者など、草の根レベルでの交流は着実に広がっています。

(『外国人のあたりまえ図鑑』より)

(『外国人のあたりまえ図鑑』より)
基礎情報
首都:北京(Beijing)
建国:1949年
人口:約14億人(2023年時点)
在留邦人数:10万1,786人(2023年10月時点)
在日中国人数:844,187人(2024年6月時点)
面積:約960万k㎡(日本の約26倍)
言語:中国語
民族:漢民族(総人口の約92%)および55の少数民族
宗教:仏教、イスラム教、 キリスト教など
世界遺産:万里の長城、故宮博物館、 九寨溝、マカオ歴史地区など