マードック大学のブレンダン・チャップマン博士は「これまで、膣と陰茎の微生物を法医学的観点から調査した研究はほとんどありませんでした。この研究結果は、性行為後の異性愛カップルに微生物が痕跡を残すことを実証しています」と語っています。

今後は、性行為後に移植された性器官微生物がどのくらい持続するか、性行為によって乱れた本来の性器官微生物叢がベースラインに戻るまでにどのくらいの時間がかかるか、などを研究していくと言います。また、女性の膣の性器官微生物は月経中に変動することが観察されたため、ベースライン・サンプルの最適な採取時期や変動制御なども調査していくと言います。

実際に性犯罪の証拠として使われるようになるには、第二の指紋にもなりうる性器官微生物叢のデータベース化の是非など倫理的な問題もクリアしなければならないでしょう。とはいえ、この検査が一般的になれば、犯罪捜査だけでなく浮気の確実な証拠として離婚訴訟にも使われる未来があるかもしれません。「微生物叢が自分の過去の行動を刻み、暴く」と考えると怖くもあり、身が引き締まる思いがしますね。

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