フロリダやパリの例が示すように、そうしたイスラム原理主義者が攻撃を実行する前には、多くの場合、さまざまな兆候が確認される。それらは発言の内容、服装、異性に対する態度の変化の中に表れることが多い。

多文化・多宗教共生社会を生きる私たちにとって必要なのは、そういった変化を重要なシグナルとして受け止め、犯罪の発生を未然に防ぐことのできる体制を構築することである。そのためには、イスラム教徒であるか否かにかかわらず、平和的な共存を望む全ての市民が協力していくことが何よりも重要だ。

過去の事例を教訓とし未来の安全につなげることができるかどうかは、私たち自身の手に懸かっている。

<本誌2020年1月14日号掲載>

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