A:私の経験では、自分と同じ視点でものを見るように誰かを説得しても、成功することはめったにありません。あなたの夫にしてみれば、自分がやっていることは適切なのです。いくら夫に注意して清潔な布巾を使わせようとしても、彼がそうするのはあなたが見ているときだけになる可能性が高いでしょう。

あなたは料理が苦手だそうですが、台所で手伝いをするくらいはできますよね? 調理の前に野菜を洗ってあげ、料理の保存に気を配り、お皿も洗えるでしょう。でも手洗いだけは「譲れない」一線ですね。代わってあげるわけにはいかないし、家族みんなの健康にとって大切なことですから。

でも「譲れない」ことが多すぎると、夫は料理を嫌いになるかもしれません。それは不幸なことです。だから食の安全も含めて、あなたができるだけ台所仕事を分担するのが一番。そして夫の作る料理が大好きで、とても感謝していると伝えるようにしましょう。

おいしいと言われたら、もっと頑張る。料理人なら誰でもそうです。

──ミシェル・ハーマン(小説家)
©2024 The Slate Group

<本誌2024年3月5日号掲載>

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