A:たいていの友情には何らかの共通項が必要です。食の好みとか趣味、あるいは政治についての考え方とか。そうしたものがないと、本当の友情を育むのは難しいものです。でも、生きていれば好みや趣味は変わるもの。転職や引っ越しがきっかけで友情が終わることもある。それが世の常、よくあることです。
政治的な意見の違いで友情を終わらせるのは悪いことかとお悩みのようですが、ぜんぜん悪いことじゃないと思います。それに、あなたのおっしゃるような関係は、およそ本物の友情とは思えません。本当の友人なら、あなたを人種で差別したりしない。専門家の指示に従ってソーシャルディスタンスを守るあなたを笑いものにすることもない。ですから問題は、政治的な見解の相違ではありません。そのご家族は、そもそも真の友人ではなかったのです。これが最大の問題です。いい機会ですから、さっさと縁を切りましょう。
──ルマーン・アラム(小説家)
©2020 The Slate Group
<本誌2020年9月29日号掲載>
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