韓国若年層のジェンダー戦争

背景にあるのは今日の韓国におけるジェンダーをめぐる問題での、若年層内部での対立だ。事実、この選挙では李在明を支持する20代以下の男性が24%であったのに対し、女性は58.1%が彼を支持している。そして両者が競って投票した結果、20代以下の投票率は前回の大統領選挙から5ポイントも上昇した。

だとすれば、韓国における若年層の高い投票率は、彼らの高い政治意識の産物というよりは、ジェンダー間の分裂に直面する危機感の表れだと言える。李在明と新政権は、この若年層が抱える問題にどのような答えを出すのだろうか。その背後にある少子高齢化の問題と合わせて注目したい。

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