中国史における新たな血みどろドラマの始まり?

中国社会では古くから「関係」が重視される。特に特権階層のネットワークは人脈、権力と色欲の取引を通じて構築される。妻や愛人はこのネットワークの中心に一番近く、最も核心的な情報を握っているため、いったん関係が破綻すれば「核爆弾」に変身しやすい。

扇情的かつワンパターンなドラマを中国語で「狗血劇(コウシュエチュイ)」という。一党独裁政権は強権によって表面的な平和を維持するが、社会内部の腐敗が進めばいずれ政権崩壊は避けられない。この騒ぎは中国史における新たな血みどろドラマ、「狗血劇」の始まりなのかもしれない。

ポイント

北京協和医学院

中国政府の重点大学の1つ。1917年に米ロックフェラー基金の援助を受け設立された。中国で最も初期に8年制の臨床医学専門教育を始めた。

狗血劇

語源は中国語の夠(コウ、十分の意味)と英語のshitを合わせた「十分くそ」。これに発音が近い狗(コウ、犬の意味)と血(シュエ)が当てられた。悲劇の結末ばかりだった初期の韓国ドラマへのネット上の意見が起源。

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