東京へ移住した40代の中国人男性が、SNS動画で堂々と語ったこと

近年、中産階級以上の中国人富裕層の日本移住が増えているのはそのためだ。彼らの多くは日本政府の発行する経営・管理ビザを取得。建前は会社経営だが、実際は日本の国民健康保険や高額療養費制度を利用するために日本にやって来る。

東京へ移住した40代の中国人男性は、SNSの動画で堂々とこう語った。「500万円ぐらい出して日本で会社をつくったら、経営・管理ビザを取得できる。私は慢性的な病気があって病院に通わないといけない。もし日本に移住していなかったら、とっくに破産して人生のどん底に落ちていただろう」

同じ富裕層だが、誰にも迷惑をかけず外国で安楽死を選んだ上海の女性は非難するのに、日本の医療保険制度を狙って意図的に移住した男性は「賢い」「巧妙だ」と賛美する。自分の物は自分の物、他人の物も自分の物という「共産主義」の彼らに、日本人の医療財源を食いつぶして申し訳ない、という感覚はもちろんない。

ポイント

ディグニタス

スイス・チューリヒ州にある非営利団体。1998年から、耐え難い苦痛や障害を患い、自ら死を望む3700人以上の自殺を幇助してきた。スイスでは利己的な動機を持たない医師が致死薬を処方することが認められている。

高額療養費制度

医療機関や薬局の窓口で支払った額が、1カ月の上限額を超えた場合、超過額を支給する制度。100万円の治療費でも自己負担が8万円台で済むケースもある。

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