一方で空爆の犠牲になった民間人の数は着実に増加している。米政府は民間人死者を2人しか認めていないが、英ガーディアン紙は、独立したジャーナリストらが結成した「エアウォーズ」の8月の報告書を引用し、米軍主導の空爆による死者は少なく見積もっても450人に上るとしている。

 まったく効果がないというわけでもない。USAトゥデーの記事に登場する米国防総省当局者の1人は、傍受したISISの通信によると、彼らが空爆を恐れ、戦略の変更を余儀なくされていることは明らかだという。そうだとしても、アメリカのISIS掃討作戦が功を奏していないことは明らかだろう。

 ブルッキングズ研究所の軍事アナリスト、マイケル・オハンロンはUSAトゥデーにこう語った。「この戦争は完全に手詰まり状態だ」