だが大きな問題があるにもかかわらず、ギャバードもケネディも指名を承認された。共和党の上院議員たちにとって、反対票を投じることは次の予備選での苦戦(そして敗北)を意味するだけでなく、SNSで激しい非難の集中砲火を浴びるきっかけにもなるからだ。
上院の閣僚候補公聴会を注視することは、もはやアメリカの世論を理解する有効な手段ではない。党派対立を乗り越えるための政治改革を訴える民間団体ユナイテッド・アメリカのニック・トロイアーノ事務局長は、こう指摘する。「2024年、全米の有権者の7%が参加しただけの予備選で下院議席の87%が事実上決定された」
ギャバードとケネディの閣僚入りは、アメリカ人が何を支持しているかではなく、この時代におけるトランプの支配力の強さを見せつける格好のエピソードだ。
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