電子メールが送られた時期は、アンドルー王子がジュフリーさんの腰に腕を回し、エプスタインの共犯者ギレーヌ・マックスウェル服役囚がその隣で笑みを浮かべる写真がメール・オン・サンデー紙にスクープされる直前だった。
電子メールには「彼女は米国で犯罪歴があるようだ。勤務中の警護官◯◯に彼女の生年月日と社会保障番号を渡して調査を依頼した」と書かれている。警護官が属するロンドン警視庁は「現在、事実関係を精査している」と事実上、電子メールの内容を認めている。
豪邸のリース料は、請求された場合でも「胡椒を1粒」だけ
アンドルー王子はジュフリーさんの社会保障番号を彼女の同意のないまま第三者に渡したとして米国で刑事捜査を受ける可能性があると報じられている。
また、アンドルー王子が暮らすロイヤルロッジ(寝室30室)のリース料は請求された場合は胡椒を1粒払えばいい内容になっていた。中世の土地法に由来する胡椒1粒契約は実務上「形式的な家賃」を意味するが、経済的な実際の家賃はゼロということだ。
アンドルー王子は03年に王室財産管理庁と前払金100万ポンドで75年間のリース契約を結び、750万ポンドをかけて改修。工事は05年に完了した。前払金はアンドルー王子が負担、改修費にはアンドルー王子自身の個人資金とエリザベス女王の私的補助が充てられていた。
英紙タイムズの社説(10月20日付)は「アンドルーは『王子』をやめ、姿を消すべきだ」と題し、アンドルー王子が「ヨーク公爵」の称号ガーター勲章を「自主的に」使わないと表明しても問題の幕引きにはならないと指摘している。