「何もしないことにもリスクがある」

まず他の人と同じことをするためには常に他の人よりも努力しなければならない。「20代半ばで診断を受けて数分以内にそのことに気づいた瞬間、なぜ自分が他の人よりも一生懸命努力しているのかがなんとなく分かり、それには目的があり、まるで扉が開いたような気がした」

ビジネス・通商相は膨大な量の、非常に多様な分野にアクセスできる。一度情報がそこにあれば、あとはそれをどこに位置づけ、どのような力が働いているのか、どのようなコンテキストを選ぶのかを決めるだけだ。カイル氏にはそれがすぐに理解できる。

「何かを捨てることはリスクだが、何もしないことにもリスクがある。時間が経つにつれ、経済は重荷を背負い、負担を強いられるようになる。前の世代の過剰な警戒心のせいだ。そして今こそ、そのゴムバンドを断ち切らなければならない」

リスクを恐れず成長をつかむカイル氏の判断が実を結ぶことを期待したい。

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