ロシア軍需産業は生産能力を大幅に増やすことに成功

英シンクタンク「英国王立防衛安全保障研究所」(RUSI)のジャック・ワトリング上級研究員(陸戦)らは4月3日付の論考で「長期にわたる戦争は効果的な訓練を受けた新たな戦力とそれらを装備し維持する軍備を創出できる側が勝利する」と強調している。

ロシア軍需産業は生産能力を大幅に増やすことに成功した。ウクライナも規模は小さいが、旧ソ連時代の遺産を再生して同様のことを行った。一方、北大西洋条約機構(NATO)の欧州加盟国は、資金は潤沢だったにもかかわらず、軍需産業の生産拡大に大きな問題を抱えている。

「欧州には計画もデータも不足し、防衛生産への投資は非効率だ。欧州の軍需産業は断片化しているため、防衛支出をより協調的に行うことで投資効率を改善できる。防衛資材の試験、調達、保管、輸送に関する規制改革と調和は不可欠だ」とワトリング氏は指摘する。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます