アストラゼネカ製「ワクチン禍」は意図的なフェイクニュースか?

2021年3月17日(水)18時33分
ナタリー・コラロッシ

欧州医薬品庁はアストラゼネカ製ワクチンの調査を現在も継続しており、安全性に関する最新の調査結果を3月18日に発表する予定だ。

EUの主要3か国(ドイツ、フランス、イタリア)は3月15日、18日の欧州医薬品庁の判断を待ったうえで、接種を進めるか否かを判断すると発表した。

アストラゼネカは16日付の声明のなかで、自社製ワクチンを擁護し、「すべての人の安全性は当社の最優先事項だ」と述べた。

「当社は、国内の保健当局や欧州の関係当局と協力しており、今週発表される検証結果に期待している」とアストラゼネカは続けている。「現在までに、EUと英国で1700万人前後が当社のワクチンを接種している。この集団内で報告された血栓の事例数は、一般集団に接種した場合に予想される数百例という事例数よりも少ない」

アストラゼネカ製ワクチンは、アメリカではまだ使用が承認されていないが、同ワクチンを評価するフェーズ3臨床試験は、早ければ4月にも完了する見込み。

(翻訳:ガリレオ)


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