新型コロナウイルスの変異種、シベリアで確認 危険性増さず=ロシア当局

2020年11月18日(水)09時22分

ロシア連邦消費者庁(ロスポトレブナドゾル)のポポワ長官は17日、シベリアで新型コロナウイルスの変異が出現したと発表した。

メディアで「シベリアで特定の変異が見られる。特異的突然変異を伴う独自タイプが出現しているようだ」と指摘。変異による伝染性や致死性への影響など詳細は示さなかったが、新型コロナの危険性が増すことはないと述べた。

また、ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センターが開発した国内2番目となる新型コロナワクチン「エピワクコロナ」の登録後の臨床試験(治験)は現在進行中とした。

ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センターのマクシュトフ所長はタス通信で、新型コロナの変異がワクチンの有効性に影響を及ぼすことはないとした。

ロシアで17日確認された新型コロナ感染症による死者は442人と過去最多を更新。累計は3万3931人。感染者数は累計197万1013人で、米国、インド、ブラジル、フランスに次ぐ世界5番目の多さとなっている。

[ロイター]




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