「魚や貝を通じてプラスチックを食べている」という研究結果が明らかに

2018年6月14日(木)15時20分
松岡由希子

人間にどのような健康リスクをもたらすのか

魚の缶詰でもマイクロプラスチックが見つかっている。マレーシアプトラ大学の研究チームは、2017年9月、13カ国20ブランドのサーディン缶とニシン缶についてマイクロプラスチックの含有の有無を調査し、「そのうち4ブランドから、マイクロプラスチックの含有が認められた」と発表した。

魚や貝などの食物を介したマイクロプラスチックの摂取が人間にどのような健康リスクをもたらすのかについては、さらなる研究が待たれるところだが、マイクロプラスチックによる海洋汚染は、海洋環境の保全という観点のみならず、私たちの身体と健康を守るうえでも、地球規模で取り組むべき課題であるといえるだろう。

How Much Plastic Do You Eat? #OurBluePlanet | Earth Lab

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