最新記事
ウクライナ戦争

野原に逃げ出す兵士たち、「鉄くず」と化す装甲車...列をなして進むロシア軍の車列が空爆の標的に

Video Shows Column of Russian Vehicles Destroyed in Aerial Attack

2024年3月13日(水)19時25分
エリー・クック
ロシアの軍用車両

ロシアの軍用車両(2016年8月、ロシア・アラビノ) Laskin Nikita-Shutterstock

<周囲の野原には隈なく砲撃の跡が確認できる>

ロシア軍が前線のウクライナ陣地への攻勢を強めるなか、ウクライナ軍が同国東部でロシアの装甲車数台を破壊しているとみられる映像が新たに公開された。

【空撮映像】装甲車から黒煙、野原を走って逃げる兵士...空爆で大混乱に陥るロシア軍の車列

ウクライナ国防省が3月6日に共有したこの動画は、ウクライナの平原をロシア軍の装甲車が一列になって移動する様子を上空からドローンで撮影したものとみられる。方向を変えようと試みる装甲車や車列から逃げ出す兵士が映っている。数台の車両から煙が立ち上り、1台が炎に包まれているところで動画は終わる。同省は投稿の中で、ロシア軍の車両は「鉄くず」になったとキャプションを添えた。

ウクライナ側はこの映像が撮影された時期と場所を明らかにしておらず、独自に検証することはできない。本誌はウクライナ軍とロシア国防省にメールでコメントを求めている。

撮影したのはドローンと砲撃を専門とするウクライナのシャドー部隊とされ、同部隊は5日に映像をテレグラムに投稿した。

ジオロケーション(地理位置情報)を確認した5日の映像を見る限り、ロシア軍はノヴォミハイリフカの南に前進したと米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は伝えている。

ノヴォミハイリフカは現在の前線上にあるウクライナ東部の村で、ロシア支配下にあるドネツク市の南西、廃墟と化したヴフレダールの北東に位置する。ヴフレダールでは昨年、壮絶な戦闘が行われた。西側の情報機関によれば、当時ロシア軍はここで膨大な数の戦車や装甲車を失ったとしている。

ウクライナ軍が6日に発表したところによると、ロシア軍はその直前の24時間以内にノヴォミハイリフカ周辺のウクライナの防衛線突破を39回試みた。ロシア軍はさらにノヴォミハイリフカ周辺と近隣のヘオルヒウカ、クラスノホリウカも攻撃したという。

ロシア国防省は6日、ヴフレダール周辺のウクライナ軍陣地を砲撃し、そのエリアにあったウクライナ軍の戦車2両を破壊したと発表した。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トルコ領空にイラン弾道ミサイル、NATO迎撃 エル

ワールド

EXCLUSIVE-トランプ氏、原油高抑制策を検討

ワールド

トランプ氏、米地上部隊のイラン派遣巡る決定には「程

ワールド

情報BOX:G7、緊急石油備蓄の放出を検討 各国の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 8
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 9
    「溶けた金属のよう...」 ヨセミテ国立公園で「激レ…
  • 10
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 6
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中