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参加費3500万円のタイタニック号探索ツアー潜水艇が行方不明 潜航可能時間は96時間

2023年6月20日(火)11時25分
行方不明になった潜水艇オーシャンゲート号

1912年に氷山に衝突して沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を探索する観光ツアー用の潜水艇がカナダ南東部沖で行方不明になり、米国とカナダの当局が19日に捜索を始めた。写真は行方不明になった潜水艇オーシャンゲート号。Inside Edition / YouTube

1912年に氷山に衝突して沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を探索する観光ツアー用の潜水艇がカナダ南東部沖で行方不明になり、米国とカナダの当局が19日に捜索を始めた。

米沿岸警備隊によると、潜水艇には操縦士1人と乗客4人が乗船しており、18日朝にタイタニック号の残骸のある海底に向け潜水を開始したが、約1時間45分後に連絡を絶った。96時間潜航可能だという。

船舶と飛行機による捜索は、米マサチューセッツ州ケープコッドの東約1450キロの海域で行われ、水深約4000メートルまで調査可能なソナーも用いられている。

潜水艦を運営するオーシャンゲート・エクスペディションズは声明で、乗員救出のためにあらゆる手段を尽くしていると述べた。潜水艇には英富豪ハミッシュ・ハーディング氏も乗船していたと、家族が交流サイトに投稿した。

オーシャンゲートによると、ツアー費用は1人25万ドル(約3,550万円)で、カナダ東部ニューファンドランド島セントジョンズを出発し、約640キロ先の海底約3800メートルでタイタニック号の残骸を探索する予定だった。

[ロイター]


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