最新記事

SNS

飛行機の両隣に肥満の2人! 「悪夢の状況」をツイートしたら大炎上...これって差別なの?

Why Is Rampant Obesity OK?

2022年11月22日(火)18時38分
シドニー・ワトソン(作家、政治評論家)

221129p60_MTN_02.jpg

ワトソンのツイートには、さまざまな反発が飛び出した COURTESY OF SYDNEY WATSON

欧米諸国では、「肥満は普通のこと」という意識が根付いている。その背景には、他人が決めた美の定義に関係なく、太った体を愛そうという「ボディーポジティブ」運動などの影響がある。モデルのような体形への崇拝を捨てて、ありのままの自分の体を愛するという流れ(それ自体はいいことだと思う)が、肥満の増加に対して寛容な社会の傾向に発展したのだろう。

私の経験は珍しいものではない。ツイートには、「同様の経験をした」という返信がたくさんあった。太りすぎを自認する人々は、周りに迷惑をかけないためにしている努力を教えてくれた。体格に関係なく、私の思いを理解してくれた人は数多くいたのだ。

「肥満=不健康」と見なすのは、偏見ではない。それは事実だ。そして私にとって、飛行機の中で自分のスペースを侵されることを嫌悪するのは、「脂肪恐怖症」などではない。それはごく普通の感覚だ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRBウォラー理事、12月利下げを支持 「労働市場

ワールド

トランプ氏、サウジへのF35戦闘機売却方針を表明 

ビジネス

アルファベット株、一時最高値更新 バークシャーの保

ワールド

チェコとスロバキアでビロード革命記念日、民主主義の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 7
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 8
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 9
    経営・管理ビザの値上げで、中国人の「日本夢」が消…
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中