最新記事

動物

人間に換算すると120 歳! 元野良猫が存命する世界最高齢の猫に認定

2022年11月24日(木)20時45分
田中ゆう

耳が聞こえず視力も弱っていても食欲旺盛なフロッシー Photo via Twitter

<飼い主を見送ってきた元野良猫のフロッシー。縁あって今度は27歳のヴィッキー・グリーンさんの元に迎えられることとなった。偶然にもフロッシーとグリーンさんは同い年だ>

猫には9つの命があると言われるが、この型破りな猫には9つも必要ないかもしれない。

ロンドン南東部オーピントン出身のサビ猫のフロッシーは、27歳の誕生日を数週間後に控え、ギネス・ワールド・レコーズによって、存命する世界最高齢の猫に認定された。フロッシーは 1995年生まれ。獣医が記した出生記録が発見され、ギネスに登録される運びとなった。

ギネス・ワールドレコーズの編集主任クレイグ・グレンデイ氏は、「90年代半ばから生きている猫に出くわすことはめったにありません。人間の120年以上に相当します」

保護猫のフロッシー

フロッシーは子猫の時に、マージーサイドの病院の近くで迷子になっていたところを従業員の一家に引き取られ、10年間、彼らが亡くなるまで生活を共にした。

その後フロッシーは所有者の妹に引き取られ、彼女が亡くなるまでさらに14年間暮らし、その息子に引き取られ3年間一緒に生きてきた。

しかしこの男性も亡くなってしまう。猫の保護団体「Cats Protection(キャッツ プロテクション)」の仲介によって、 27歳のヴィッキー・グリーンさんの元に迎えられることとなった。偶然にもフロッシーとグリーンさんは同い年だ。

「フロッシーは耳が聞こえず、視力も低下していますが、それで困っているようには見えません」と、グリーンさん。食欲も旺盛という。「お気に入りの黄色い毛布でぬくぬくしている時は別ですが、基本的においしい食事に目がない」

フロッシーの性格は「愛情深く、遊び心があり、かわいい」と話す

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

G7外相、イスラエルとイランの対立拡大回避に努力=

ワールド

G7外相、ロシア凍結資産活用へ検討継続 ウクライナ

ビジネス

日銀4月会合、物価見通し引き上げへ 政策金利は据え

ワールド

アラスカでの石油・ガス開発、バイデン政権が制限 地
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 4

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 5

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 6

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 10

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中