ネットメディアのアクシオスは、複数の匿名の情報源の発言を引用し、トランプがデサンティスを「脅威を見なしていない」と公言し、また彼のことを「カリスマ性がなく鈍い」人物と評していると報じている。

トランプは、自分が(以前から予想されていた通り)立候補への熱意を示しているにもかかわらず、デサンティスが立候補の可能性を正式に否定していないことに、激怒していると思われる。

デサンティスは、連邦政府の請負業者に対するワクチン義務化や学校でのマスク着用義務化に反対してきた保守派として、2020年にトランプが新型コロナの拡大を受けたロックダウン措置を導入するのに「もっと強硬に」反対しなかったことを後悔している、とポッドキャスト「Ruthless」に語っている。

「新型コロナ感染症が最初にアメリカに入ってきた時、我々はきちんとそれに対処していた」とデサンティスは語った。「私はトランプに、『中国からの航空便の乗り入れを停止すべきだ』と言った。だが2月や3月前半の段階では、それが全米のロックダウンにつながることになるとは考えもしなかった」

一方のトランプは最近、ケーブル局「ワン・アメリカ・ニュース」とのインタビューの中で、新型コロナワクチンの追加接種を受けたかどうかを肯定も否定もしない「意気地なしの」政治家を批判したが、名指しはしなかったものの、これはデサンティスへのあからさまな批判だとみられている。

デサンティスはワクチン反対派への配慮から、この数週間、追加接種を受けたかどうかについて何度も聞かれながら、一度もはっきりと答えていない。「それは個人の自由だ」とか、「政府に個人の医療記録を知る権利はない」と言を左右にする。デサンティスのあだ名は「ミニ・トランプ」だ。

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