タイの警察は17日、国会に向けて行進していたデモ隊に放水銃と催涙弾を使用し、少なくとも41人が負傷した。若者が主導する抗議運動が7月に始まって以来、最も激しい衝突となった。

デモ隊は、憲法の変更を議論している議員に圧力をかけるために国会に集結。デモ隊はまた、元陸軍司令官のプラユット首相の解任と、ワチラロンコン国王の権力の抑制を求めている。

バンコクのエラワン医療センターによると、負傷者は少なくとも41人に上り、そのうち12人が催涙ガスを受け、5人は銃撃で負傷した。誰が銃を発砲したかは明らかにされていない。

民主化を求めている団体「フリー・ユース」に属する31歳の男性ボランティアは「残忍だ」と語った。デモ隊は、その場しのぎの盾を使い前進した。

プラユット氏は2014年に軍事政権のトップとして政権を奪取し、昨年の選挙後首相の座に留まった。プラユット氏は、選挙が不公平だったという野党の非難を否定している。

デモ隊は、軍が権力を握り続けることを可能とするタイの制度の抜本的な改革を要求しており、タイでは5カ月間にわたり抗議運動が高まっている。一方、反デモ隊の王室支持者は、抗議運動が君主制を脅かすとしている。

議員らは憲法改正に向けたいくつかの案を議論している。王室の役割を変える可能性を排除する内容も含まれている。

上院の役割についても議論されている。上院はプラユット氏の前軍事政権によって選ばれた。プラユット氏が争点となっている昨年の選挙で議会の過半数の票を獲得し権力を維持することに役立った。

王室支持者を率いるWarong Dechgitvigrom氏は「憲法改正は王室廃止につながる」と指摘。デモ隊は王室を廃止することは望まないと述べた。

[ロイター]
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