最新記事

感染症対策

米バイオ医薬バンダ、新薬トラディピタントにコロナ肺炎の早期回復効果確認

2020年8月19日(水)10時15分

バイオ医薬品開発の米バンダ・ファーマシューティカルズは18日、開発中の医薬品「トラディピタント」について、後期臨床試験の中間分析で、新型コロナウイルスに感染し肺炎を発症した患者の早期回復に効果が確認されたと発表した。NIAID-RML提供(2020年 ロイター)

バイオ医薬品開発の米バンダ・ファーマシューティカルズは18日、同社が開発中の医薬品「トラディピタント」について、後期臨床試験(治験)の中間分析で、新型コロナウイルスに感染し肺炎を発症した患者の早期回復に効果が確認されたと発表した。

トラディピタントは、アトピー性皮膚炎や乗り物酔いを含む幅広い症状に対する効果を確認するための試験が進められており、バンダは、同薬が持つ抗炎症作用が新型ウイルス感染症(COVID-19)の治療に利用されている抗ウイルス薬の補完として役立つ可能性があるとしている。

バンダによると、14日間にわたるトラディピタント投与で、7日目までに60人の患者の回復が早まった。ただ、効果を確認するためにはより多くの患者を対象とした治験が必要としており、同社は今後、300人の患者を対象とした後期治験を実施する。

トラディピタントを巡っては、米食品医薬品局(FDA)が一段の情報を得られるまで12週間以上にわたる治験の実施を一部保留としている。

米株式市場序盤の取引でバンダ株は前日終値比4.3%高の12.16ドル。寄り付き前取引では約13%上昇していた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見
・韓国、ユーチューブが大炎上 芸能人の「ステマ」、「悪魔編集」がはびこる


20200825issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年8月25日号(8月18日発売)は「コロナストレス 長期化への処方箋」特集。仕事・育児・学習・睡眠......。コロナ禍の長期化で拡大するメンタルヘルス危機。世界と日本の処方箋は? 日本独自のコロナ鬱も取り上げる。

ニュース速報

ワールド

韓国人男性射殺巡り北朝鮮に調査要請へ=韓国大統領府

ワールド

トランプ氏、最高裁判事に保守派バレット氏を指名意向

ビジネス

三菱自、希望退職500—600人規模募集へ 管理職

ワールド

焦点:ギンズバーグ判事の死、米社会の「右旋回」に現

MAGAZINE

特集:コロナで世界に貢献した グッドカンパニー50

2020-9・29号(9/23発売)

新型コロナで企業フィランソロピーが本格化──利益も上げ、世界を救うグッドカンパニー50社を紹介

人気ランキング

  • 1

    中国軍の侵攻で台湾軍は崩壊する──見せ掛けの強硬姿勢と内部腐敗の実態

  • 2

    中国の台湾侵攻に備える米軍の「台湾駐屯」は賢明か 

  • 3

    日本がついに動く実物大のガンダムを建造、ファンに動画が拡散

  • 4

    核武装しても不安......金正恩が日本の「敵基地攻撃…

  • 5

    尖閣問題への米軍介入で中国軍との戦闘は不可避──仮…

  • 6

    美貌の女性解説員を破滅させた、金正恩「拷問部隊」…

  • 7

    ロックダウンに耐え忍んだ末のイギリスの規制強化は…

  • 8

    インドネシア、コロナ死者1万人突破 政府は打つ手な…

  • 9

    新型コロナ感染で、パーキンソン病のリスクが高まる…

  • 10

    韓国の新法相、秋美愛氏にも不正疑惑で、文在寅不信…

  • 1

    安倍首相の辞任で分かった、人間に優しくない国ニッポン

  • 2

    中国人民解放軍、グアムの米空軍基地標的とみられる模擬攻撃の動画公開

  • 3

    日本がついに動く実物大のガンダムを建造、ファンに動画が拡散

  • 4

    尖閣問題への米軍介入で中国軍との戦闘は不可避──仮…

  • 5

    中国軍の侵攻で台湾軍は崩壊する──見せ掛けの強硬姿…

  • 6

    権威なき少数民族にはここまで残酷になれる、中国の…

  • 7

    美貌の女性解説員を破滅させた、金正恩「拷問部隊」…

  • 8

    どこが人権国家? オーストラリア政府がコロナ禍で…

  • 9

    核武装しても不安......金正恩が日本の「敵基地攻撃…

  • 10

    中国の台湾侵攻に備える米軍の「台湾駐屯」は賢明か 

  • 1

    安倍首相の辞任で分かった、人間に優しくない国ニッポン

  • 2

    中国人民解放軍、グアムの米空軍基地標的とみられる模擬攻撃の動画公開

  • 3

    【動画】タランチュラが鳥を頭から食べる衝撃映像とメカニズム

  • 4

    反日デモへつながった尖閣沖事件から10年 「特攻漁船…

  • 5

    1件40円、すべて「自己責任」のメーター検針員をク…

  • 6

    日本がついに動く実物大のガンダムを建造、ファンに…

  • 7

    米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない

  • 8

    アラスカ漁船がロシア艦隊と鉢合わせ、米軍機がロシ…

  • 9

    尖閣問題への米軍介入で中国軍との戦闘は不可避──仮…

  • 10

    太陽の黒点のクローズアップ 最新高解像度画像が公…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月