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こんなエコノミーは嫌だ! 合理的すぎる座席で、機内はまるで満員電車?

2018年4月17日(火)18時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

「電車と一緒」 立ち乗り飛行機も出現する?

しかし、座れるだけまだマシかもしれない。コロンビアの首都ボゴタを拠点とするLCC(格安航空会社)ビバコロンビアは、将来的に立ち席の導入を検討している。同社の創業者ウィリアム・ショーCEOは昨年、米紙マイアミ・ヘラルドに対し「できるだけ多くの乗客を乗せることに非常に関心を持っている」とし、「立ち席が可能かどうか調査している」と明かした。

マイアミ・ヘラルドはこれに苦言を呈した。「乗客をぎゅうぎゅう詰めにするなんて到底無謀な話」とこき下ろした。

今回の見本市でお披露目された「Skyrider 2.0」が実際に導入されるかどうかは分からない。メーカー側は当然のことながら、より手頃な価格で空の旅を提供できるようになると、自信ありげに語っている。確かに、運賃競争が激化する航空業界の流れを鑑みれば、「Skyrider 2.0」の出現は合理的かもしれない。それでも、満員の通勤電車のようなぎゅうぎゅうの飛行機に乗りたいと思う人は多くはないだろう。

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