最新記事

ハッカー

欧州各国のATM標的にマルウェア攻撃 サイバー犯罪者の脅威高まる

2016年11月22日(火)19時22分

11月21日、サイバー犯罪者らは今年、現金の支払いを強要するマルウェア(悪意のあるソフトウェア)を用いて、欧州12カ国以上で現金自動預払機(ATM)を攻撃した。写真はロシアのクラスノヤルスクで昨年1月撮影(2016年 ロイター/Ilya Naymushin)

 サイバー犯罪者らは今年、現金の支払いを強要するマルウェア(悪意のあるソフトウェア)を用いて、欧州12カ国以上で現金自動預払機(ATM)を攻撃した。ロシアのサイバーセキュリティ企業「グループIB」が明らかにした。

 ATMの世界2大メーカーであるディボールド・ニックスドルフとNCRは、攻撃について承知しているとした上で、サイバー脅威の緩和に向けて顧客とともに取り組んでいると述べた。台湾やタイでのATMハッキングが夏場に広く報じられた後、最近では欧州各地での攻撃が公表された。

 グループIBは、ATMが攻撃された銀行の名前を挙げることを拒否したが、被害に遭ったのはアルメニア、ベラルーシ、ブルガリア、エストニア、ジョージア、キルギス、モルドバ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、英国、マレーシアにある銀行だと述べた。

 サイバー犯罪者らは、少なくとも5年にわたってATMを攻撃。初期の攻撃は、ATMへの物理的な接触を必要としたため、少数のATMが攻撃される場合が多かった。

 だが、欧州やアジアでの最近の攻撃は、中央の、遠隔操作型の指令センターから行われるため、多数のATMを標的にできるようになったという。

[21日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米当局が当面ベネズエラ運営、会見でトランプ氏表明 

ワールド

米がベネズエラ攻撃、マドゥロ大統領拘束 未明に首都

ワールド

米がベネズエラ攻撃、マドゥロ大統領拘束 未明に首都

ワールド

ベネズエラ石油施設に被害なし、米の攻撃後も通常稼働
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...強さを解放する鍵は「緊張」にあった
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    2026年の節目に問う 「めぐみの母がうらやましい」── 韓国拉致被害者家族が見る日韓の絶望的な差
  • 4
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 5
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 6
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 9
    松本清張はなぜ「昭和の国民作家」に上り詰めたのか…
  • 10
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 4
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 5
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 8
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 9
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 10
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中