最新記事

中東

サウジの実力者ムハンマド副皇太子、6月中旬に訪米

2016年6月6日(月)11時56分

6月3日、関係筋3人は、サウジアラビアのムハンマド副皇太子(写真)が、米当局者との会談のため6月中旬に米ワシントンを訪問する見通しだと明らかにした。2015年6月撮影(2016年 ロイター/Charles Platiau/File Photo)

 関係筋3人は3日、サウジアラビアのムハンマド副皇太子が、米当局者との会談のため6月中旬に米ワシントンを訪問する見通しだと明らかにした。オバマ米大統領と会談する可能性もあるという。

 関係筋1人によると、ムハンマド副皇太子は6月14─16日にワシントンを訪れた後、ニューヨークで金融会社との会合に出席する。ロサンゼルスも訪問先に含まれる可能性がある。

 カーター米国防長官らとの会談では、イエメンでの戦闘が議題に上る見通し。サウジ主導の連合軍は昨年、イランの支援を受けるイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」に対する軍事行動を開始した。このほか、シリア内戦についても協議されるとみられる。

 米ホワイトハウスの当局者は「現時点で発表する訪問予定はない」と述べた。

 サルマン国王の息子のムハンマド副皇太子は、石油への依存度を低下させ投資国家への転身を図る包括的な経済改革を主導するほか、国防相も務めている。

[ワシントン 3日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、対EU関税15%で合意の見通し 30%回避=外

ワールド

焦点:日米関税合意で世界経済の最悪事態回避、今後の

ビジネス

アルファベット第2四半期は予想超え、クラウド需要で

ビジネス

アングル:米物価上昇は一時的なのか、トランプ関税巡
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:山に挑む
特集:山に挑む
2025年7月29日号(7/23発売)

野外のロッククライミングから屋内のボルダリングまで、心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    参院選が引き起こした3つの重たい事実
  • 2
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家安全保障に潜むリスクとは
  • 3
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつものサラダ」に混入していた「おぞましい物体」にネット戦慄
  • 4
    アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入…
  • 5
    バスローブを脱ぎ、大胆に胸を「まる出し」...米セレ…
  • 6
    【クイズ】億万長者が多い国ランキング...1位はアメ…
  • 7
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 8
    中国経済「危機」の深層...給与24%カットの国有企業…
  • 9
    トランプ、日本と「史上最大の取引」と発表...相互関…
  • 10
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 4
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 5
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞…
  • 6
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウ…
  • 7
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 8
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 9
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 10
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中