人口比率で見ると、北朝鮮が最も高く、人口2500万人の4.4%、20人に1人が奴隷状態にあるという。そのほか、ウズベキスタンやカンボジアが高かった。

 また調査では、衣服や食料品などの世界的なサプライチェーンにおいて単純労働者の多いアジアは、奴隷状態にある全体人数の3分の2を占めていることが明らかとなった。

 対策を最も取らない国として挙げられたのは、北朝鮮、イラン、エリトリア、赤道ギニア、そして香港だった。

 一方、最も対処している国には、オランダ、米国、英国、スウェーデン、オーストラリアが名を連ねた。

 欧州は奴隷が最も少ない地域だが、強制労働や性的搾取の源であり、目的地となっていたと、同人権団体は指摘。また、紛争や貧困から逃れる難民・移民の欧州への大量流入の影響はまだ分からないとしている。

 クロウさんは、奴隷はなくならない問題だと述べ、「解決するまで、われわれ皆が集中して取り組み続けるべきだと思う」と語った。

 奴隷状態にある人が最も多い国トップ10は以下の通り。また、25位の日本は約29万人が奴隷状態とされており、約30万人のイエメン(24位)と約26万人のシリア(26位)に挟まれている。

 1.インド

2.中国

3.パキスタン

4.バングラデシュ

5.ウズベキスタン

6.北朝鮮

7.ロシア

8.ナイジェリア

9.コンゴ民主共和国

10.インドネシア

[ロンドン 31日 トムソン・ロイター財団]
120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます