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ロックダウン中、世界各地で早産が激減していたことがわかり反響 調査が始まっている

2020年07月23日(木)15時15分
モーゲンスタン陽子

パトリック博士が考察をツイートしたところ、アメリカの他地域や他国の医師たちから同様のケースが報告された。しかし、地域や国によっては全く変化が見られないという報告もあったという。

妊娠初期の十分な休息が影響か?

現段階ではこの減少の理由は予想の域を出ないが、アイルランドとデンマークのチームは共同で今後さらなる調査を行う予定だ。考えられる一つの大きな要因は仕事のストレスからの解放だ。多くの医師たちは当初、ロックダウンや新型コロナのストレスから、早産が増えるものと予想していた。だが、在宅勤務に切り替わり通勤時間がなくなり、休息する機会も増えたことが、妊婦の体の負担を減らしたようだ。

また、自宅待機と衛生管理が徹底されたことで、早産の原因にもなるインフルエンザなどの感染を防ぐ結果にもなった。あるいは、上の子供がいる場合、幼稚園や学校から子供がさまざまなウイルスを持ち帰るため、保護者たちも体調を崩しがちだが、学校が閉鎖されたためにそれも防げた。

さらに、ロックダウンにより大気汚染が改善されたことが各地で報道されたが、そのことも影響したかもしれない。外出を控えることで、タバコの煙などの有害物質にさらされることもなくなった。

先述のように、著しい減少が見られなかった地域もある。そして、諸事情によりロックダウン中に休息を取ることのできなかった妊婦も多いだろう。どのような地域差や条件が数値に影響を与えたのかをさらに比較研究することにより、早産防止に有益な情報が見つかることが期待される。因果関係が究明されれば、将来、妊娠初期の女性に正当な休暇が与えられるようになるかもしれない。

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