最新記事
教育

テキサスの教師「多様性」でカリフォルニアを上回る...格差の原因を探る

Texas' Teachers Are More Diverse Than California's: Report

2025年1月2日(木)13時00分
スザンヌ・ブレイク
多様性の州はどっち? 教師層で見えたテキサスとカリフォルニアのギャップ(写真はイメージです) sean Kong-Shutterstock

多様性の州はどっち? 教師層で見えたテキサスとカリフォルニアのギャップ(写真はイメージです) sean Kong-Shutterstock

<テキサス州の教師が多様性でカリフォルニア州を上回るという結果が新たな調査で明らかになった>

カリフォルニア州は公教育における多様性重視のリベラルな姿勢で知られるが、新たな報告によると、テキサス州の教師の方がカリフォルニア州の教師よりも多様性に富んでいることが明らかになった。

全国教師の質向上評議会(National Council on Teacher Quality:以下、NCTQ)の報告書によれば、2022年時点でテキサス州の教師の43%が歴史的に不利な立場にあったグループの出身者で構成されていた。一方、カリフォルニア州ではその割合は約33%だった。

さらに、テキサス州では、学位を持つ歴史的に不利な立場の労働年齢層と比較した場合、期待値よりも8.1ポイント多くの教師が歴史的に不利な立場のグループ出身だった。しかし、2014年以降、この数字は1.9ポイント減少している。

カリフォルニア州では、同様の比較で期待値よりも6ポイント多い教師が歴史的に不利な立場のグループ出身だった。ただし、この数値は2014年以降1.8ポイント増加している。

こうした数字は、両州の経済的および人口統計的な現実を見れば、それほど驚くことではない。

「一見すると、教育資金や政策が政治的パフォーマンスに偏り、真の学校投資が不足しているように見えるテキサス州が、カリフォルニア州より多様な教師を擁しているのは奇妙に思えるかもしれません」と人事コンサルタントのブライアン・ドリスコルは本誌に語った。

「しかし、データを見て考えてみると、それほど驚くことではありません。テキサス州には多くの問題がありますが、多様な人口が増加しており、それが教室にも反映されています。一方で、カリフォルニア州は住宅の手頃さの危機に喘いでいます。教師が教える場所に住むことができなければ、多様な人材を引き付けたり維持したりするのは難しいのではないでしょうか?」

資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イラン作戦、目標達成に時間 終わりなき戦争ではない

ワールド

イスラエル・UAE主要空港、限定的に再開へ 帰国支

ワールド

中東紛争激化で旅行関連株急落、過去3日で世界で40

ワールド

トランプ氏、イランとの戦争で「大きな波はまだ」=報
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 5
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 6
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 7
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 8
    【トランプ関税はまだ序章】新関税で得する国・損す…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中