最新記事
中国

中国の旧正月連休、国内観光収入47%増 コロナ前水準上回る

2024年2月19日(月)11時06分
ロイター

2月18日、中国文化観光省が公表したデータによると、春節(旧正月)に伴う大型連休(10─17日)の国内観光収入は6327億元(879億6000万ドル)だった。北京で撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

中国文化観光省が18日公表したデータによると、春節(旧正月)に伴う大型連休(10─17日)の国内観光収入は6327億元(879億6000万ドル)だった。前年比47.3%増加し、新型コロナウイルス前の19年の水準を上回った。

春節は中国の主な大型連休で、帰省や旅行需要が増える。今年の連休は19年より1日長い8日間だった。

 

連休中の国内旅行数は前年比34.3%増の4億7400万回だった。19年の春節連休と比較すると、観光収入は7.7%、旅行数は19%、それぞれ増加した。

文化観光省は旅行1回当たりの観光支出を公表していないが、ロイター算出によると平均1335元で、19年の1475元を9.5%下回った。

ゴールドマン・サックスのアナリストは今回のデータについて、直近の年末年始や昨年10月の国慶節連休からは改善したが、1人当たりの支出は減少しており、コロナ禍前の水準を依然下回っているとし、「消費のダウングレードがまだ広範囲で見られる」と指摘した。

出入国管理当局によると、連休中の出入国者数は約1352万人で、前年の2.8倍を記録し、19年の水準の90%まで回復した。

映画観賞も人気の娯楽で、連休8日間の興行収入は80億元(11億1000万ドル)を超え、過去最高を記録した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 Newsweek Exclusive 昭和100年
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月12日/19日号(8月5日発売)は「Newsweek Exclusive 昭和100年」特集。現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

紛争終結へトランプ氏努力支持、ウクライナの関与必要

ワールド

欧州首脳、13日にオンライン会合 米ロ首脳会談前に

ワールド

ウクライナ、ロシアのミサイル部品工場標的にドローン

ワールド

コロンビアのウリベ上院議員が死亡、6月に銃撃 大統
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客を30分間も足止めした「予想外の犯人」にネット騒然
  • 2
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入する切実な理由
  • 3
    なぜ「あなたの筋トレ」は伸び悩んでいるのか?...筋肉は「光る電球」だった
  • 4
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    輸入医薬品に250%関税――狙いは薬価「引き下げ」と中…
  • 7
    伝説的バンドKISSのジーン・シモンズ...75歳の彼の意…
  • 8
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 9
    60代、70代でも性欲は衰えない!高齢者の性行為が長…
  • 10
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 1
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 2
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 5
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 6
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 7
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 8
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 9
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 10
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中