最新記事

社会法則

【まんが】投入と産出、原因と結果、努力と報酬の「不均衡」は一貫している

インプットとアウトプットの不均衡な関係を解き明かした80対20の法則を、人生やビジネスに応用するために知っておきたいこと(4)

2016年1月18日(月)15時48分

「利益の80%は顧客の20%がもたらす」「仕事の成果の80%は費やした時間の20%から生まれる」――こんな法則について、聞いたことのある人は少なくないだろう。「80対20の法則」あるいは「パレートの法則」という名で知られ、驚きや実感とともに世界中で語り継がれてきた。

 だが、多くの人はこの法則を、なんとなく知ってはいても、理解はしていないのではないか。80対20の法則で大切なのは「世の中そんなもの」と達観することではなく、それを"使う"こと。リチャード・コッチによる『新版 人生を変える80対20の法則』(仁平和夫/高遠裕子訳、CCCメディアハウス)は、この法則を人生やビジネスに応用し、成功を導くためのいわば手引書だ。

 このたび、この世界的ロングセラーがオリジナルストーリーでコミック化されたのを機に、『まんがでわかる 人生を変える80対20の法則』(リチャード・コッチ原作、阪口ナオミ作画、CCCメディアハウス)の「プロローグ」と「第1章」から一部を抜粋し、5回に分けて掲載する。

<*下の画像をクリックするとAmazonのサイトに繋がります>


『まんがでわかる 人生を変える80対20の法則』
 リチャード・コッチ 原作
 阪口ナオミ 作画
 CCCメディアハウス

shin8020_115.jpg
『新版 人生を変える80対20の法則』
 リチャード・コッチ 著
 仁平和夫/高遠裕子 訳
 CCCメディアハウス

※第1回【まんが】80対20の法則は、実は使ってこそ価値がある はこちら
※第2回【まんが】少ない努力で大きな成果を出すのが、80対20の法則 はこちら
※第3回【まんが】駄菓子屋の経営も、20%の売れる商品が支えている はこちら

◇ ◇ ◇

天宮美礼(あまみや・みれい)「そもそも80対20の法則って何なのよ」

(みどり)「簡単に言えば、全体のごく一部が大半の結果をもたらしているってこと。たとえば売り上げの80%を占めているのは、わずか20%の商品だということ」

美礼「じゃあ、残りの80%の商品は無意味ってこと? 私のオシャレ雑貨も?」

「残念だけど」

美礼「そんなあ! ウソよ、絶対!」

「人間にはなかなか受け入れられない法則よね。企業を進歩発展させているのは人々の20%で、残りの80%は無意味って法則だからね」

美礼「そうよ、そんなのっておかしい。人はみな誰かの役に立っているはずよ」

「そうじゃないの。無意味と思える80%の人々を活かすことによって、もっと世の中をよくできる。80対20の法則を実践すれば、それができるのよ」

美礼「でもそれって絶対の法則なの?」

「自然界の法則なの。人間も自然の一部だから、この法則から逃れることはできないの」

80対20の法則の理解

 80対20の法則とは、投入、原因、努力のわずかな部分が、産出、結果、報酬の大きな部分をもたらすという法則です。たとえば、あなたが成し遂げる仕事の80%は、費やした時間の20%から生まれます。つまり、費やした時間の80%はわずか20%の成果しか生まないということです。これは一般の通念に反しますし、受け入れがたい側面を持っています。努力した80%が無駄になったような気がするからです。しかし、この法則は事実なのです。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米1月PPI、前月比0.5%上昇に伸び加速 関税転

ビジネス

ネトフリ12%超上昇、WBD買収断念を好感 パラマ

ワールド

クリントン氏、エプスタイン氏の犯罪「全く知らず」 

ワールド

パキスタンとアフガニスタンの衝突再燃、周辺国や中ロ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石が発見される...ほかの恐竜にない「特徴」とは
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    トランプがイランを攻撃する日
  • 8
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    習近平による軍部粛清は「自傷行為」...最高幹部解任…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中