ニュース速報
ワールド

インド・カルナータカ州、16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止 国内初

2026年03月06日(金)18時02分

SNSのアイコン。2025年12月9日撮影。REUTERS/Hollie Adams/Illustration//File Photo

[ニュ‌ーデリー 6日 ロイター] - インド南部カルナ‌ータカ州は6日、16歳未満によるソーシャルメ​ディアの利用を禁止すると発表した。ハイテク拠点ベンガルールを⁠擁する同州は、未成年​者のデジタル利用に対する監視強化を求める世界的な動きに、インドの州として初めて同調した。

子供のソーシャルメディア依存や無制限なインターネット利用への懸念は世界的な議⁠論を呼んでおり、昨年12月にはオーストラリアが世界で初めて子供のソーシャルメディア利用を禁止した。⁠英​国、デンマーク、ギリシャでも同様の検討が進められており、世界最大級のソーシャルメディア市場であるインドの他地域でも議論が活発化している。

シッダラマイヤ州首相は6日の年次予算演説で、「モバイル利用の増加が子供に与える悪影響を防ぐ目的で、16歳未満⁠のソーシャルメディア利用を禁止す‌る」と述べた。施行時期については言及しなかった。

インドはスマ⁠ート⁠フォン端末数が7億5000万台、インターネット利用者が10億人に達する世界第2位の市場だ。米メタにとって、フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップの利用者数が世界で最も多い最大の市場となっ‌ている。

連邦政府のシンクタンク、インド政策委員会​の2025年の資‌料によると、カル⁠ナータカ州の人口は6760万​人。州都ベンガルールにはマイクロソフト、アマゾン、IBM、デル、グーグルといった世界的なIT企業が集結している。

隣接するゴア州も同様の禁止措置を検討しているほか、アンドラプラデシュ州の議員も1月に子供のソーシャル‌メディア利用を制限する法案を提出した。インドの首席経済顧問も1月、「デジタル依存」に対処するため​年齢に基づいたアクセス制⁠限政策を策定すべきだと提唱し、広範な支持を得ている。

一方で、一部の活動家や技術専門家からは、年齢制限は偽の身分証明書​などで回避できるため実効性に乏しいとの声も上がっている。代わりに、子供や保護者が健全かつ安全にソーシャルメディアを利用できるよう支援する対策を求める意見も出ている。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ダイムラー・トラック、第1四半期販売9%減 北米が

ワールド

習氏が国民党主席と北京で会談、「中国は断じて台湾独

ワールド

石油輸送管「ドルジバ」、春のうちに修理完了へ=ゼレ

ワールド

中国、台湾周辺に艦船100隻展開 異例の規模で警戒
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 7
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 8
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 9
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中