Michael ‍Georgy

[3日 ロイター] - 北アフリカ・リビアで2011年まで長期独裁政権を率いた故カダフィ大佐の次男セイフイスラム・カダフィ氏(53)が国内の自宅で4人組の武装集団に襲撃されて死亡した。同氏の事務所が3日発表した。詳しい情報は公表されていない。

セイフイスラム氏は公職に就いたことはないが、40年以上にわたって続いた独裁政権内で一時はカダフィ大佐に次ぐ有力者と目されていた。

セイフイスラム氏は政権内で政策を策定し、⁠リビアの大量破壊兵器放棄を巡る交‍渉を主導したほか、1988年に英スコットランドで起きたパンナム機爆破事件の遺族への補償に関する交渉に当たった。

だ‍が2011年にガダフィ政権が崩壊‍した際、政治から退いた。反‍体制勢力が首都トリポリを掌握後は隣国ニジェールへの逃亡を試みたが、砂漠地帯で民兵に拘束された。

2015年にはトリポリの裁⁠判所で戦争犯罪の罪で死刑を言い渡されたが、17年に恩赦で⁠釈放された。

セイ‍フイスラム氏は、2021年の大統領選への立候補を届け出て、かつて情勢が比較的安定していた局面を懐古させる役割を期待されたが、その後の政情混乱により選挙は実施されていない。

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