Maya Gebeily
[ベイルート 30日 ロイター] - シリア暫定政府とクルド人が主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)は30日、停戦で合意したと発表した。SDFは段階的に暫定政府側に統合する。
暫定政府高官はロイターに、合意は最終的なもので29日深夜に成立したとし、直ちに実施されると述べた。
合意に基づき、北部の前線に集結していたSDF部隊は撤退する。現在、SDFが支配している北東部ハサカ市やカミシリ市の中心部にし、内務省治安部隊が展開する。SDFが北東部で設立した統治機関はシリア国家機関と統合される。
SDFと暫定政府は昨年3月に統合で合意したが、年末の期限までにほとんど進展が見られなかった。そこで暫定政府軍が攻勢をかけ、今月、SDFが実行支配していた北東部の大半を掌握した。
SDFは声明で、合意によって「関係当事者間の協力を強化し、国家再建に向けた取り組みを統一することで、シリア領土の統一と地域への完全な統合を目指す」と表明した。
シリア国営放送は暫定政府高官の発言として、ほぼ同一内容の声明を報じた。
仲介役のバラック米シリア担当特使は「シリアの国民和解、統一、持続的な安定」に向けた歴史的な合意と称賛した。