[27日 ロイター] - 米カリフォルニア州のニューサム知事は27日、FOXニュースを相手取り、7億8700万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こした。移民取り締まりに関するトランプ米大統領との電話についてニューサム氏が虚偽の発言をしたと報じ、名誉を毀損(きそん)したとしている。

デラウェア州の裁判所に提出された訴状は、ニューサム氏とトランプ氏が最後に電話で話した日を巡り、FOXが「トランプ氏の政敵であるニューサム氏を中傷することで、トランプ氏自身の虚偽の発言から同氏を守る意思」を示したと非難した。

ニューサム氏はまた、FOXが実際に悪意を持って行動したとして、名誉を傷つけられたと主張している。

同氏の弁護団はFOXに宛てた書簡で、ニューサム氏がうそをついたという主張をFOXが撤回し、司会者のジェシー・ワターズ氏とともにオンエアで謝罪すれば、訴訟を取り下げる用意があると述べたが、FOXは法廷で争う姿勢を示した。

訴状によると、ニューサム氏は米東部時間7日未明、連邦政府による移民の強制捜査を受けてロサンゼルスで抗議デモが発生した直後にトランプ氏と電話で話した。

その後、トランプ氏とは再び話していないとし、トランプ氏が10日、記者団にニューサム氏と「1日前」に話したと述べた主張を否定した。

しかしFOXは、ニューサム氏にうそつきの烙印(らくいん)を押し、トランプ氏の機嫌を取ろうとして、誤解を招くようなビデオクリップを作ったり、最後の電話のタイミングについて複数の虚偽の発言をしたりして、意図的に事実をゆがめたという。

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