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ロシア、国防次官を収賄容疑で拘束 ショイグ国防相の側近

2024年04月24日(水)19時41分

ロシアの首都モスクワの地方裁判所は24日、収賄容疑で身柄を拘束されたイワノフ国防次官(写真)を6月23日まで勾留するよう命じた。国防省の提供写真、2021年撮影。(2024年 ロイター)

Guy Faulconbridge Lidia Kelly

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシアの首都モスクワの地方裁判所は24日、収賄容疑で身柄を拘束されたイワノフ国防次官を6月23日まで勾留するよう命じた。同国のウクライナ侵攻以降で最大級の汚職事件となった。

イワノフ氏はショイグ国防相の側近。多額の賄賂を受け取った疑いで今月23日に連邦保安局(FSB)に身柄を拘束された。

地裁はイワノフ氏が第三者と共謀し、国防省が発注した契約や下請け契約で多額の賄賂を受け取っていたと指摘した。

国内メディアによると、同氏は容疑を否定。有罪判決が出れば15年の禁錮刑が科される可能性がある。

大統領府によると、プーチン大統領とショイグ国防相はイワノフ氏の身柄拘束を事前に知らされていた。

イワノフ氏は2016年に国防次官に就任。国防省で不動産管理、官舎、建設などを担当していた。欧州の最高級ブティックでの買い物や豪邸の所有など派手な暮らしぶりが指摘され、以前から調査報道の対象になっていた。

反体制派指導者の故アレクセイ・ナワリヌイ氏が設立した「反汚職基金」も22年、イワノフ氏を調査。同氏の一家がヨットにヘリコプター、南仏コートダジュールへの旅行、モスクワにある19世紀の邸宅やダイヤモンドの購入など、ぜいたくな暮らしを送っていると指摘していた。

ロイター
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