ニュース速報

ワールド

インドの中国産鉄鋼輸入が5年ぶり高水準、業界が規制要望

2023年09月26日(火)15時28分

 9月25日、インドの中国からの鉄鋼輸入が今年度(2023年4─24年3月)に入り5年ぶりの高水準になっていることが、ロイターが閲覧した政府の暫定統計で分かった。写真は2018年2月、印ジャンムー郊外にある鉄鋼工場で撮影(2023年 ロイター/Mukesh Gupta)

Neha Arora

[ニューデリー 25日 ロイター] - インドの中国からの鉄鋼輸入が今年度(2023年4─24年3月)に入り5年ぶりの高水準になっていることが、ロイターが閲覧した政府の暫定統計で分かった。

4─8月の中国からの鉄鋼(完成品)の輸入量は80万トンで、前年同期から69%増加。2位の輸入先だった。品目の大半は、冷間圧延のコイルと鋼板だった。

インド鉄鋼業界の幹部は、政府に中国製鉄鋼の緊急輸入制限(セーフガード)発動を要請したとし、輸入抑制に向け「早急な対策」が必要と指摘した。

インドの政府高官は今月、中国の業者によるダンピング(不当廉売)の恐れがあるとの指摘を受けて鉄鋼輸入の状況を注視していると説明した。

4─8月の鉄鋼(完成品)輸入量は250万トン。前年同期を22.4%上回り20年以来の高水準となった。国別では韓国が一位だった。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

お知らせ-誤って配信した記事を削除します

ワールド

11月分食料支援の全額支給を、米控訴裁が地裁判決支

ビジネス

SUBARU、米関税で4━9月期純利益44%減 2

ワールド

高市首相の台湾有事巡る発言、中国「両岸問題への干渉
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 2
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 8
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 9
    「爆発の瞬間、炎の中に消えた」...UPS機墜落映像が…
  • 10
    中年男性と若い女性が「スタバの限定カップ」を取り…
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中