ニュース速報

ワールド

北朝鮮、米のユネスコ再加盟を批判 「覇権戦略の実現」が狙い

2023年06月28日(水)08時25分

6月27日、 北朝鮮は国連教育科学文化機関(ユネスコ)に再加盟する米国の計画について、覇権戦略の実現という邪悪な意図があると批判した。写真はパリのユネスコ本部で5月撮影(2023年 ロイター/Stephanie Lecocq)

[ソウル 27日 ロイター] - 北朝鮮は27日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に再加盟する米国の計画について、覇権戦略の実現という邪悪な意図があると批判した。

ユネスコは今月、2018年に脱退した米国が7月に再加盟する計画だと発表。アズレ事務局長は声明で「ユネスコおよび多国間主義に対する信頼を示す強い行動」と評価した。

米国の再加盟は加盟国193カ国の過半数で承認される見通し。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は今月、米国の計画にはユネスコで影響力を拡大する中国に対抗する狙いもあると報じた。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、同国のユネスコ代表部は声明で「再加盟を急ぐ米国の邪悪な意図は明白だ」とし、米国はユネスコだけでなく、他の国際機関からも脱退するという不名誉な経歴を持つと指摘。

再加盟は国際協力のためではなく「陣営間の対立の舞台として、また覇権戦略を実現するための窓口として国際機関を利用するためだ」と主張した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

文書局長に花尻氏を起用、釧路支店長には鈴木氏=日銀

ビジネス

インタビュー:国債買い入れ減額、月2兆円が有力 利

ワールド

豪中首相が会談、軍の意思疎通改善へ 李氏「率直な協

ビジネス

日経平均は大幅反落、一時3万8000円割れ 米景気
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「珍しい」とされる理由

  • 2

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 3

    FRBの利下げ開始は後ずれしない~円安局面は終焉へ~

  • 4

    顔も服も「若かりし頃のマドンナ」そのもの...マドン…

  • 5

    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…

  • 6

    水上スキーに巨大サメが繰り返し「体当たり」の恐怖…

  • 7

    なぜ日本語は漢字を捨てなかったのか?...『万葉集』…

  • 8

    中国経済がはまる「日本型デフレ」の泥沼...消費心理…

  • 9

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 10

    米モデル、娘との水着ツーショット写真が「性的すぎ…

  • 1

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 2

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 3

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 4

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 5

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「…

  • 6

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…

  • 7

    カカオに新たな可能性、血糖値の上昇を抑える「チョ…

  • 8

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 9

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 10

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 4

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 5

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 6

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 9

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 10

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中