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カナダ輸出、10月は通貨下落などで1.5%増 貿易黒字予想上回る

2022年12月07日(水)12時35分

 カナダ統計局が6日発表した10月の貿易収支は、通貨下落が影響する中、医薬品主導で輸出が伸び輸入も増加した。写真はカナダのブリティッシュコロンビア州で10月撮影(2022年 ロイター/Chris Helgren)

[オタワ 6日 ロイター] - カナダ統計局が6日発表した10月の貿易収支は、通貨下落が影響する中、医薬品主導で輸出が伸び輸入も増加した。

収支は12億1000万カナダドル(8億8853万米ドル)の黒字。アナリスト予想は12億カナダドルの黒字だった。

輸出は1.5%増。数量ベースでは0.1%増加した。医薬品類のほか金塊・金貨の対米輸出増が寄与した。

輸入は0.6%増加。ただ数量ベースでは0.9%減少した。自動車と部品、金属や鉱物製品が主導、エネルギー製品も米国産原油の流入で押し上げられた。

BMOキャピタル・マーケッツのエコノミスト、シェリー・カウシク氏は「カナダドル相場の下落もあり貿易黒字は拡大した。数量も伸びにつながったようだ」と述べた。

統計局によると、カナダ貿易の大半は米ドルで行われているため通貨下落の影響を受ける。米ドル建てでは輸出は1.3%、輸入は2.2%減少した。

ロイター
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