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ウクライナ軍、北東部イジュムに向け前進 ドンバスでも激しい戦闘
8月9日、ウクライナは、東部などの前線全体でロシア軍による激しい砲撃があったと明らかにした。写真はロシア軍の攻撃で破壊された車の横で作業する警官たち。ウクライナのハルキウで撮影(2022年 ロイター/Nacho Doce )
[キエフ 9日 ロイター] - ウクライナは9日、東部などの前線全体でロシア軍による激しい砲撃があったと明らかにした。
東部ドネツク市に近い前線の町では激しい戦闘が報告され、ウクライナ当局はロシア軍がドンバス地域の掌握に向けて相次いで攻撃を仕掛けているとした。
ドンバスにあるドネツク州のキリレンコ知事は「州内の状況は緊迫しており、前線全域で砲撃が絶えない。敵は空爆も多用している」とウクライナのテレビ局に語った。一方で「敵は成果を上げておらず、ドネツク州は持ちこたえている」とも述べた。
北東部ハリコフ周辺では、ロシアに占領されたドベンケの町をウクライナ軍が奪還しイジュムに向けて前進していると、ウクライナのアレストビッチ大統領府長官顧問が明らかにした。
「ロシアによる失地回復の試みは成功しておらず、ウクライナがロシア軍を包囲するかもしれない」と述べた。
南東部ヘルソン州では、ロシア軍の補給路寸断を狙うウクライナ軍がドニプロ(ドニエプル)川に架かるアントノフ大橋を再び攻撃した。
ロシア軍による占領で追放されたヘルソン地方議会の副議長は、夜間の攻撃で橋が大きく損傷したと述べた。