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豪炭素排出量、21年は1%近く増加 コロナ禍から経済活動回復
2022年06月27日(月)17時26分
6月27日、豪政府は同国の炭素排出量が2021年に1%近く増加したと発表した。ポート・ケンブラの鉄工場で2011年7月撮影(2022年 ロイター/Tim Wimborne)
[メルボルン 27日 ロイター] - 豪政府は27日、同国の炭素排出量が2021年に1%近く増加したと発表した。新型コロナウイルス禍から経済活動が回復する中、自動車の利用や旅行が増加し、製造業も持ち直した。
炭素排出量の増加は22年1─3月も続いたとみられ、30年までに排出量を05年比で43%削減することを目指す労働党新政権にとっては困難な課題を突き付けられることになる。
21年の排出量は、二酸化炭素換算で410万トン増の4億8800万トン。運輸部門で4%、製造部門で3.3%、干ばつから回復した農業部門で4.2%それぞれ増加した。
一方、最大の排出部門である発電部門は4.2%減少した。風力や太陽光による発電が増え、石炭やガス火力による発電が減少したことが背景にある。
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