ニュース速報

ワールド

オランダ、全国的に夜間外出禁止へ 英・南アからの入国制限

2021年01月21日(木)06時07分

オランダ政府は20日、第二次世界大戦以降で初となる全国的な夜間外出禁止令を提案した。議会の承認を経て、今週末から実施される見込み。ロッテルダムで12日撮影(2021年 ロイター/PIROSCHKA VAN DE WOUW)

[アムステルダム 20日 ロイター] - オランダ政府は20日、第二次世界大戦以降で初となる全国的な夜間外出禁止令を提案した。議会の承認を経て、今週末から実施される見込み。さらに、国内での新型コロナウイルス変異種の感染拡大を防ぐため、南アフリカや英国などからの入国を制限すると発表した。

議会は21日、新型コロナの予防対策を審議する。

入国制限は23日から始まり、全ての南米諸国も対象になる。

ルッテ首相は記者会見で「非常に厳しい措置だが、われわれは岐路に立っている」と指摘。英変異種の感染拡大を抑制するために選択の余地はないとした。

夜間外出禁止令は午後8時30分から翌日の午前4時30分まで。ただ、医療措置を必要とする緊急事態や必要不可欠な業務を行う屋外労働者、ペットの散歩などは認められる。違反者には罰金95ユーロ(115ドル)が科される。

政府はまた、海外からの全渡航者に対し、これまで必須だった72時間以内のコロナ陰性証明に加え、出発直前の陰性証明の提出も求める。

オランダではバーやレストランが約2カ月間にわたり閉鎖されているほか、昨年12月中旬からは学校や不要不急の店舗も閉鎖されている。

ルッテ首相は先週、現行のロックダウン(都市封鎖)措置は少なくとも2月9日まで継続すると述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 6
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 7
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 8
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中