ニュース速報

ワールド

トランプ氏、南軍旗と南軍由来の基地名を改めて擁護

2020年07月20日(月)08時38分

7月19日、トランプ米大統領は「FOXニュース・サンデー」のインタビューで、南北戦争で奴隷制度の存続を主張した南部連合(南軍)の軍旗が侮辱的な意味を持つかとの質問には直接答えず、南部を愛する人たちは南軍旗を誇らしく思っていると応じた。写真は南軍旗とトランプ氏の選挙ポスター。バージニア州サンズトンで4日撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日放送された「FOXニュース・サンデー」のインタビューで、南北戦争で奴隷制度の存続を主張した南部連合(南軍)の軍旗が侮辱的な意味を持つかとの質問には直接答えず、南部を愛する人たちは南軍旗を誇らしく思っていると応じた。

「その質問の答えは、誰について話しているのか、いつの時代について話しているかによる」とし、「人々は南軍旗を誇らしげに掲げる際に、人種差別を話題にしているわけではない。彼らは南部の象徴である旗を愛している。彼らは南部を愛している。これは何よりも言論の自由だ」と強調した。

トランプ氏は今月、人気カーレースのNASCARが決めた、南軍旗の使用禁止を批判した。

議会では、南軍の将官らの名前を米軍基地名から1年以内に削除する改正案を含む国防権限法案が審議されているが、トランプ氏は拒否権を行使する考えを示している。与党共和党の複数の議員は、基地名変更を支持している。

トランプ氏はインタビューで「これらの軍基地を拠点に、米国は世界大戦に勝利した。変更はしない」と強調。また、黒人に対する警察の暴力への抗議活動を起点とする「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」運動を「不快だとも思わない。これも言論の自由だ」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

テスラ、四半期利益が予想に届かず 株価4%下落

ビジネス

米シティのフレイザーCEO、取締役会議長を兼務

ワールド

トランプ氏、プーチン氏との首脳会談中止 交渉停滞に

ビジネス

米IBMの第3四半期決算、クラウド部門の成長鈍化 
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 6
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 7
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    やっぱり王様になりたい!ホワイトハウスの一部を破…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 6
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 9
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中