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NZ政府、帰国者に14日間の隔離義務付け 新型コロナ追加対策

2020年04月09日(木)14時25分

 4月9日、ニュージーランド政府は、海外からの帰国者に14日間の隔離を義務付ける措置を10日から開始すると発表、新型コロナウイルスの感染拡大を抑える取り組みを強化した。写真はアーダーン首相。ニュージーランドのクライストチャーチで3月撮影(2020年 ロイター/Martin Hunter)

[シドニー 9日 ロイター] - ニュージーランド政府は、海外からの帰国者に14日間の隔離を義務付ける措置を10日から開始すると発表、新型コロナウイルスの感染拡大を抑える取り組みを強化した。

同国は3月下旬に国家非常事態を宣言し、全国規模の封鎖措置に踏み切った。

アーダーン首相は、海外からの帰国者は全員、政府指定の施設で隔離されると説明。「これまでの大きめの集団感染で見られたように、抜け穴を突いてウイルスを持ち込む人が1人でもいれば爆発的感染につながる可能性がある」と強調した。

また、全土の外出制限については、期限の2日前にあたる今月20日に延長するかどうかを決める考えを示した。

当局によると、封鎖措置によって国内感染例が減少しており、今週に入って新型コロナ感染の1日当たりの確認者数が安定的に減っている。

9日は感染者が29人増え、1239人となった。増加数は3月21日以来の少なさだった。前日夜以降に新型コロナから回復した患者は35人に上った。

ロイター
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