ニュース速報

ワールド

民主党討論会、10候補は大統領の弾劾調査支持では一致 米大統領選

2019年11月21日(木)15時50分

 11月20日、2020年11月の米大統領選に向け、民主党の第5回テレビ討論会が20日、ジョージア州アトランタで行われた。写真は左からウォーレン上院議員、バイデン前副大統領、サンダース上院議員(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[アトランタ 20日 ロイター] - 来年11月の米大統領選に向け、民主党の第5回テレビ討論会が20日、ジョージア州アトランタで行われた。討論会には前回より2人少ない10候補が出席、他州に先駆けてアイオワ州で2020年2月3日に開かれる民主党党員集会まであと11週間となる中で論戦を展開した。

討論会では、すべての候補がトランプ大統領の弾劾調査への支持を表明したものの、国民皆保険制度や富裕層への増税案については意見が食い違った。

候補らはウクライナ疑惑を巡り、トランプ氏が民主党候補の1人であるバイデン前副大統領に関する不正調査をウクライナのゼレンスキー大統領に要求したことは政権の腐敗を例示していると指摘した。

ウォーレン上院議員は「法律を超越できる者はいないという原則を明確にしなければならない。われわれには憲法上の責務があり、それを果たさなければならない」と強調した。

バイデン前副大統領は、トランプ氏を訴追するかどうかの判断は司法省に任せるとしたうえで、「トランプ氏が法律を犯し、刑事責任を問われるという判断が下されれば、そうあらしめるべきだ。しかし私が指示することではない」などと述べた。

民主党の指名獲得争いは左派のウォーレン氏、サンダース上院議員と中道寄りのバイデン氏が有力候補と目されていたが、党員集会を控えて注目されるアイオワ州での最新の世論調査では、サウスベンド(インディアナ州)市長のブッティジェッジ氏も支持率を伸ばしている。

ウォーレン氏は政府が運営する国民皆保険制度を提案しているが、対立候補らに財源をどうするのか問い詰められ、最近ではやや勢いを失っている。

ブッカー上院議員(ニュージャージー州選出)は税制をもっと公平なものにする必要があることは認めるとしながらも、「ウォーレン氏が提案するような富裕層への増税には賛成できない」と述べた。

バイデン氏は、民主党議員の圧倒的多数がウォーレン氏の国民皆保険制度を支持していないと述べ、「ペロシ下院議長も理にかなわないと考えており、下院を通過できないだろう」との見解を示した。オバマ前政権が国民皆保険を目指して導入した医療保険制度(オバマケア)に言及し、「オバマケアに基づいて制度づくりをすべきだ」と主張した。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続落、27年まで利下げなしの見方広が

ビジネス

NY外為市場=円とユーロが対ドルで上昇、主要中銀が

ワールド

高市首相、ホルムズへの艦船派遣巡り日本の立場説明 

ビジネス

再送-英中銀、全会一致で金利据え置き 紛争によるイ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 ──「成功」が招く自国防衛の弱体化
  • 4
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 5
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 6
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 9
    トランプ暴走の余波で加熱するW杯「ボイコット論」..…
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中