Pete Schroeder

[11日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は、銀行検査における「監督上の注意事項(MRA)」の運⁠用を見直す方針だ。職員宛てのメモをロイターが確認して分かった。

MRAは、リスク管理体制の不備などを是正するためにFRBが運用する指導方法の⁠1つ。是正されない場合は、より厳格な行政処分や制裁金などの処罰⁠につながる可能性もある。

ただボウマン銀行監督担当副議長は、これまで監督官が手続き上の些細な問題に気を取られ過ぎていたと主張し、重大な財務リスクに集中するよう求め、⁠銀行監督体制全体の再検討を進めている。

メモによると、こうした中で⁠MRAも⁠新たな基準に沿った運用に変わる見通しだ。

今回の見直しを通じてFRBは、既存のMRAが具体的であるかを確認し、対応されなければ銀行に財務上の損害をもたらす恐れのある懸念事項を指摘す⁠る。

MRAがこれらの基準を満たさない場合は「拘束力のない監督上の所見」に格下げされる可能性がある。

またメモに基づくと、新たな見直しは、貸金業法など消費者関連法の監督過程で指摘された問題には適用されないという。

FRBは、銀行や他の規制当局との⁠協議を進めつつ、3月末までに重大な財務リスクにかかわる最優先で対処すべき「明確な事例」の定義付けを図る計画で、さらに審査が必要なMRAについては、7月半ばの決着を目指していると、メモに記されている。

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