Sinéad Carew Twesha Dikshit
[11日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合とダウ工業株30種が小幅に下落し、S&P総合500種はほぼ横ばいで取引を終えた。雇用統計が予想を上回ったことを受けて景気懸念が和らげた一方で、連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが減速する可能性があるとの見方が高まった。
労働省が11日発表した1月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月から13万人増加。市場予想の7万人増を大きく上回り、13カ月ぶりの大幅増となった。失業率は4.3%と、前月の4.4%から改善した。
これを受けて主要株価3指数は堅調なスタートを切った。S&P500とナスダックは一時、1週間余りぶりの高値を付けた。
しかし、利下げ観測が後退したことで押し戻された。CMEのフェドウオッチツールによると、6月に少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われるとの見方は維持されているものの、同月に政策金利が据え置かれる確率は24.8%から41%に上昇した。
ニューヨーク・ライフ・インベストメンツのグローバル市場ストラテジスト、ジュリア・ハーマン氏は、投資家が利下げ予想の変化を「かなりうまく」消化したと指摘。堅調な雇用統計を経済にとっての好材料と解釈したためだと説明した。
今後は13日に発表される1月の消費者物価指数(CPI)が焦点となる。
ダウ構成銘柄ではIBMの下落率が最大だった。一方、最も上昇したのはキャタピラーで、アーガス・リサーチが目標株価を625ドルから820ドルに大幅に引き上げたことを受け、同社株は4.4%上昇した。
S&Pの主要11業種では8業種が上昇。エネルギーが2.6%高、主要消費財が1.4%高と上げを主導した。金融サービスと通信サービスはともに1%超下落した。
テクノロジー株はまちまち。半導体株が大きく上昇した一方、人工知能(AI)による混乱への懸念を背景にした先週の急落から持ち直してきていたソフトウエア株は4営業日ぶりに下落した。フィラデルフィア半導体指数は2.3%高、S&Pソフトウエア指数は2.6%安。
マイクロソフトは2.2%下落し、S&Pの最大の足かせとなった。アルファベットも2.4%下落し、通信サービス指数の重しとなった。
資産運用新興企業アルトゥルイストがAIを用いた税務戦略機能を導入したことを受け、10日に下落していた証券株は11日も売られた。チャールズ・シュワブとアメリプライズ・ファイナンシャルは3%超下落。LPLファイナンシャルは6%下落した。金利に敏感なS&P銀行指数は2.6%安となった。
第4・四半期の売上高が市場予想を下回った ネット証券のロビンフッド・マーケッツは8.9%急落し、金融サービス指数の下げを主導した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.13対1の比率で上回った。ナスダックでは1.61対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は208億6000万株。直近20営業日の平均は207億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 50121 -66. -0. 50243 5049 49901
.40 74 13 .15 9.04 .61
前営業日終値 50188
.14
ナスダック総合 23066 -36. -0. 23278 2332 22902
.47 01 16 .29 0.62 .01
前営業日終値 23102
.47
S&P総合500種 6941. -0.3 0.0 6976. 6993 6911.
47 4 0 48 .48 97
前営業日終値 6941.
81
ダウ輸送株20種 19825 +8.4 +0.
.66 5 04
ダウ公共株15種 1120. +8.4 +0.
02 1 76
フィラデルフィア半導体 8291. +184 +2.
86 .73 28
VIX指数 17.65 -0.1 -0.
4 79
S&P一般消費財 1863. -10. -0.
05 39 55
S&P素材 672.3 +8.6 +1.
0 1 30
S&P工業 1479. +7.5 +0.
67 0 51
S&P主要消費財 985.0 +13. +1.
5 61 40
S&P金融 875.6 -13. -1.
1 21 49
S&P不動産 271.5 +0.1 +0.
0 4 05
S&Pエネルギー 847.7 +21. +2.
7 44 59
S&Pヘルスケア 1820. +10. +0.
63 85 60
S&P通信サービス 451.0 -5.9 -1.
9 7 31
S&P情報技術 5578. +11. +0.
68 61 21
S&P公益事業 452.5 +3.8 +0.
3 9 87
NYSE出来高 15.27
億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 5819 + 大阪比
5 595
シカゴ日経先物3月限 円建て 5815 + 大阪比
5 555